ボールの種類と違い(コア編)
前回はボールのカバーによる違いをお話しました。
前回の記事で、USGA/R&Aの定めるルールで飛距離が決められているために基本的に飛距離性能には差が無いとお話しましたが、これは測定時の一定のヘッドスピードで差がないように検定を通しているということなのでそのゴルファーのヘッドスピードやスピン量でやはり飛ぶ、飛ばないの違いは出てきます。
カバー編ではそれ以上にカバーの素材によるスピン量の違いの方がスコアに大きく関わってくるのでそのようにお話しましたが、今回は飛距離のみに焦点を当てて違いを説明していきます。
皆さんはゴルファーのヘッドスピード毎に適応させるために数種類のボールをラインナップしているメーカーをご存知でしょうか?
おそらくいくつかのメーカーが思い当たるかと思います。
それらのゴルフボールがどのような構造で対応ヘッドスピードに差をつけているかというと、大まかに言ってしまえばピースの数とコアのコンプレッション(硬さor柔らかさ)の2つに変化を出しているのです。
ゴルファーがドライバーによるティーショットでボールの期待通りの性能の飛距離を出すためには、インパクト時にゴルフボールのコアまでしっかりと潰す必要があるのです。
単純にピース数が増えるとコアまでインパクトの衝撃が到達しづらくなりますし、コンプレッションが硬めだと同じくコアが潰れにくくなります。
ヘッドスピードに自信のある方は多層構造(4or5ピース)のボールを、それ以外の方は3ピースもしくは2ピースのボール選ばれた方が結果的にティーショットの飛距離が伸びる傾向にあります。
だからと言ってヘッドスピードがないと5ピースのボールを使ってはいけない、などということはありません!
私個人の考えとしましては、ドライバーの多少の飛距離の差よりスピン性能やフィーリングの違いによるショートゲームでの性能の方がスコアに対する影響が大きいと捉えているので、そちらを優先してボールを選ばれることをお勧めします。
前回に引き続き今回もゴルフボールについてお話してきました。
ただ漠然とイメージだけでボールを選ぶより、こういった知識を知った上で色々試して自分にあったボールを選ぶことができればゴルフに対してひとつ自身に繋がるのではないかと思います。
ゴルフ仲間とあのボールはこうだこのボールはどうだなんて話をするのが以前より楽しくなるかもしれませんね。
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