ボールの種類と違い(カバー編)
皆さんはコースで使用するボールをどのように選んでますか?
「好きなあの選手が使っているのと同じボール」
「お手頃価格なディスタンスボール」
「ロストボールで十分」
色々な理由でボールを選ばれて使われているかと思われますが、今回は皆さんが自分にあったボールを選べるようにお手伝いをさせていただきます。
ゴルフボールは大きく分けて2種類に分けられます
・ツアーボール(スピン系ボール)
・ディスタンスボール
ツアーボールはその名の通り、プロが試合で使っているボールになります。
特徴としてはショートゲームやアプローチでスピンが効きやすく、その上でドライバーでのティーショットで底スピンで飛ぶようになっています。
ディスタンスボールはドライバーでのティーショットで底スピンで飛ぶようになっていますが、ショートゲームやアプローチでのスピンがなかなかかかりづらくなっています。
両者の構造上で一番の大きな違いはボールのもっとも外側にあるカバーの素材が違うところにあります。
ツアーボールは「ウレタンカバー」、ディスタンスボールは「アイオノマーカバー」が採用されています。
このカバーの種類によってショートゲームでのスピン量に違いが出てくるわけですね。
ちなみに、皆さんが気になるであろうドライバーの飛距離ですが、基本的には差がありません!
なぜならメーカーがボールを作って世に出す際にUSGA/R&Aの定めるルールに沿うようにドライバーの飛距離を決められてしまうからです。
ですのでツアーボールもディスタンスボールも技術的にはもっと飛ぶように作れるわけですが、公認球にするために同じ飛距離に収まるように作られているのです。
厳密に言えば、そのルールではショットマシーンを用いて決められたヘッドスピードで決められた距離以上飛ばないかどうかを見るものなので、ゴルファーのヘッドスピードや打ち方によってボール毎の飛距離に違いは出てくるはずです。そこはご自身で色々試していただく必要がありますが、逆に言えばどのボールを選んでも性能的な飛距離に大きな違いはないということになります。
さて、2種類のボールの違いについて説明してきました。
皆さんがボールを選ぶ際に一番考えるべきことは、ショートゲームでの自分のしたいことのイメージと合致した性能をもつボールはツアーボールかディスタンスボールか、どちらなのかということです。
ツアーで戦うプロはグリーン周りで厳しい状況からでも良いスコアを狙っていかなくてはいけないシチュエーションがとても多いですよね。転がすスペースが無い状況で転がししかできないディスタンスボールを使っていては勝負ができなくなってしまうので必然的にツアーボールを選んでいるのです。
しかしアマチュアが必ずしも同じツアーボールを使わなくてはいけない理由は無いのです。ご自身のアプローチに対するイメージ次第で変わってきますし、よく行くコースがどこなのかによっても使いたいボールは変わってくるはずなのです。
まずは2種類のカバーの違いを知った上で色々なボールを試してみてください。
きっとあなたが納得するボールが見つかるはずです。
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